漢方勉強会に行ってきました。熱中症について。
昨日は七夕でしたね。
すっかり忘れてた〜〜
昨日の漢方勉強会では「夏に使う漢方薬」がテーマでした。
急に暑くなるとなぜ熱中症や脱水症状が起きてしまうんでしょうか?
それは「暑熱順化」という生体反応ができていないからなのです。
暑熱順化とは、繰り返し暑熱の負荷がかかると、だんだんと暑さに対する反応が強化され熱の放散能力が上がり、暑さに耐えられるようになるという適応力のことです。
暑さに慣れることですばやく汗をかくことができるようになり、発汗速度も早くなり、汗の量も増えて体温が上がるのを防ぐのです。
この暑熱順化ができていないうちに暑さにさらされるとどうなるか?
なかなか汗が出ないことで、体温はぐんぐん上がってしまいます。
脱水では多量の汗により、身体の水分が奪われて体液は減少してしまいます。その情報を受けた身体は、汗が出ることを減らして生命を維持しようとして、結果体温は上がってしまいます。
この暑熱順化を獲得するには普通、2週間ほどかかるそうですが、70歳を超えるとほとんど成立しないそうです。
急に暑くなると、暑さに慣れていない身体は適切に反応できないんですね。
エアコンのある部屋ばかりで生活している私たちは、暑熱順化はできていません。
どんな人も熱中症になる可能性があります。
漢方では、熱中症予防、夏バテなどによく効く処方があります。
さらに、ここ一番頑張らなくちゃならない時にも是非漢方の力をお試し下さい。
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