アーカイブ: 1月 2020

インフルエンザはうがい、手洗い、マスクだけで本当に大丈夫?

インフルエンザが流行しています。

さらに新型コロナウイルスの新たな患者さんが出たことで、不安なかたも多いでしょう。

厚生労働省は予防法として一般的な衛生対策として咳エチケットや手洗いなどを行うように呼びかけています。

本当にこれだけで大丈夫なんでしょうか?

 

怖がるばかりではいけません。

まずは敵を知りましょう。

基本的に、インフルエンザウイルスもコロナウイルスもよく似たウイルスです。

 

インフルエンザA型のウイルスはどうやって細胞の中に入って増殖するのか・・・

これは解明が進んでいます。

インフルエンザA型ウイルスは細胞の表面にある糖鎖分子として、シアル酸分子種のひとつであるN-アセチルノイラミン酸(Neu5Ac)が知られています。細胞表面上の糖鎖末端のNeu5Acは、インフルエンザA型ウイルスの感染を開始する受容体として機能し、結合したウイルスが細胞内に侵入してしまいます。このNeu5Acは私たちの体の中のいたるところに存在します。

さて、シアル酸の分子種のひとつにN-グリコリルノイラミン酸(Neu5Gc)というのもあり、インフルエンザA型のウイルスはこれに結合するものがあります。N-アセチルノイラミン酸(Neu5Ac)と分子構造はよく似ているのですが、ウイルスに対する機能は違っていてこちらは感染を阻害する機能を持っていることが分かっています。これも細胞表面の糖鎖末端に存在します。

N-アセチルノイラミン酸(Neu5Ac)はグルコースから数ステップを経て体内で生合成されます。

ところが、人はN-グリコリルノイラミン酸(Neu5Gc)を体内で生成することができません。

そのために私たちは食物からしか摂取するしかないのです。これらは羊肉、豚肉、牛肉などの赤身肉、乳製品などに含まれているそうです。

そこから、良質のアミノ酸を摂取することも大切だとわかりますね。

 

ウイルスに感染しても無症状だったり、発症しなかったりの違いはここにあるのかもしれません。

 

さらに、ウイルスの一番やっかいなところは容易に変異するというところです。

コロナウイルスの治療薬が大急ぎで開発されていますが、変異が起きるとまたそれに有効な治療薬を探さないといけないことになります。

まるで追いかけっこのようです。

 

漢方薬や生薬の研究では

抗ウイルス作用をもつものも多くあることが分かっています。

そういう意味で、予防に漢方薬を使うことも有効なのではないでしょうか?

受験生や出張が多い家族をお持ちの方、

是非ご相談ください。

 

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今が旬のブロッコリー。栄養価も高く、効能効果も素晴らしい。

  • 近くに住む友人から大きなブロッコリーをいただきました。

みてください。顔と同じくらい大きい!

 

友人はご夫婦で定年後、

無農薬の野菜やお米を作っています。

 

先日、頂いたブロッコリーですが、

味が違う!!

特有の臭いもしないし、甘い。いつも感じる苦味もありません。

本当は私はブロッコリーが少し苦手でしたが、

どれだけ食べても飽きない美味しさでした。

後で聞くと、土づくりから何年もかけて、農薬は一切使わずに育てたそうです。

そういう手間暇が味に反映しているんですね。

 

ところで、このブロッコリーは野菜の中でもかなり優秀です。

栄養素では

ビタミンCはレモンの2倍、みかんの4倍、キャベツの3〜5倍も含まれます。

ビタミンA、葉酸、ビタミンK、ビタミンE、ミネラル、タンパク質、ポリフェノール、スルフォラファンなどが豊富に含まれています。

なかでも、タンパク質が多いのにはビックリですね。

さらにスルフォラファンは抗がん作用や肝機能改善などの効果が期待されています。

 

 

漢方的に見てみると

性味  平・甘

帰経  肝・脾・大腸

効能  利五臓・利関節・通経絡

五臓を養い、関節を強くして経絡の流れを良くする効果があるようです。

 

ブロッコリーはいまが旬です。

積極的に食べて元気いっぱいになりましょう!

 

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インフルエンザが流行っています。今こそ抗ウイルス作用のある生薬を知っておこう。

年が開けて、インフルエンザの流行が目立ってきました。

うがい、手洗い、マスクなど、

気を使っていても、

やっぱり感染してしまうことがあります。

 

 

漢方薬に使われる生薬の中で、

抗ウイルス作用があると証明されているものが、結構多いことをご存知ですか?

いくつか紹介します。

『バンランコン』

『金銀花』

『麻黄』

『桂皮』

『薏苡仁』

『紅茶』

『甘草』

『クロモジ』

『緑茶』

などなど色々あります。

 

抗ウイルス作用の強さにも違いはあると思いますが、これらを上手に摂取することも、インフルエンザ予防には大切だと思います。

ちなみに私はマスクなしで、インフルエンザの患者さんに服薬指導していますが、これまで、感染したことはありません。

 

仕事や受験で休むことができない方には、

これらの生薬を使った予防法をご紹介します。

 

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新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

昨年は平成から令和にかわり、

あっという間に一年が過ぎたようです。

今年も宜しくお願いします。

 

さて今日は二十四節気の「小寒」です。

小寒とは「寒さが厳しくなり始めるとき」

いわゆる「寒の入り」にあたります。

 

今年の暮れから正月にかけては例年になく暖かかったですが、

本当の寒さはこれからです。

 

 

ボーっとしていると(ちこちゃん風)体調壊してしまいますよ。

 

空気も乾燥していて、

寒さも本格的になり、

お正月の疲れも残っているこの時期は、

インフルエンザなどの「寒邪」による症状が出やすいときになります。

 

寒さに負けないように、

心も体も調えるようにしましょう。

 

おかしいなと感じると早めに対処することが大切です。

こんな時に漢方薬は頼りになりますよ。

 

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