アーカイブ: 1月 2021

春の七草

今日は1月7日。

福岡は珍しく雪が舞う寒い朝です。

 

お正月の疲れは出ていませんか?

七草がゆは唐の時代に1月7日「人日(じんじつ)の節句」の行事として

食べられとことによるものだそうです。

これが日本に伝わって春先の「若菜摘み」という風習と結びついて「七草がゆ」

となり、平安時代の宮中行事となったようです。

 

お正月に普段より豪華な食事を食べて

「脾胃」に負担がかかっている状態をリセットするにはとても良い

風習ですね。

 

ちなみに七草は言えますか?

せり、ナズナ、ゴギョウ、はこべら、ホトケノザ、スズナ、スズシロですね。

薬膳的にみると

芹(せり) 性味:甘苦・涼 帰経:肺胃 効能:清熱・利水・涼血・平肝・解毒

薺(なずな・ぺんぺん草)性味:甘・涼 帰経:肝・腎・脾 効能:健胃・利水・止血・養肝・明目

御形(ごぎょう・母子草)性味・甘・平 帰経:肺・脾・胃 効能:祛痰・止咳・平喘・祛風湿・降血圧

繁縷(はこべ)性味:甘・微鹹・平 帰経:肝・大腸 効能:活血・催乳・清熱解毒

菘(すずな・カブ)性味・甘苦辛・温 帰経:脾肺 効能:補五臓・生津・健脾・通便・活血

蘿蔔(すずしろ・大根) 性味:辛甘・涼 帰経:肺胃 効能:消食・化痰・降気

 

これを見ると食べ過ぎや飲みすぎで胃腸にこもった熱を冷まして、消化を助け、解毒するという効果が十分期待できますね。

これをお粥にいれると白米を使います。

白米 性味・甘・平 帰経:脾胃 効能:補中・補気・健脾・和胃

の作用があり、さらに胃腸に効くということです。

寒いこの時期に、脾胃に優しい七草がゆを是非食べてください。

 

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新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

 

 

 

昨年は新型コロナで一年があっという間に過ぎてしまいました。

そしていままで何気なく送っていた日々がどんなにかけがえのない素晴らしいことだったのかを

実感した一年でもありました。

その影響は、仕事や生活、余暇や学びの場、楽しみや悲しみを分かつ場など

すべてのことに及びました。

 

けれど私たちは負けないと思います。

これまでにも人類は多くの災難を乗り越えてきたのですから、

これまでとは違う生活様式になるかもしれないけれど、

それを受け入れ、工夫を凝らし馴染んでいくことで、

希望をもって生きていける毎日を取り返すことができると信じています。

 

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。